『音楽未満』を在庫品切れから守ろう顛末記

　

『音楽未満』が出版社(マガジンハウス)のほうで在庫品切れになり、シューへー・ガレージでも手に入らなくなってしまいました｡増刷をお願いしたのですが、「売れないから」の一言で取り合ってもらえません。しかし実際に､欲しいという声はよく聞きますし、大切な本を曖昧な理由で絶版に追い込むことは納得できません。
　そこでみなさんにお願いします｡『音楽未満』の増刷を実現するために､マガジンハウスに投書してください｡
　できるだけたくさんの投書が必要です。今までに何冊もの本が同じように絶版・品切れの道をたどっています｡良書がいつまでも読み継がれますように､どうかご協力ください。

「シューヘー通信」7号('96年12月発行）より

　この記事は、予想していたよりはるかに、いろんな形で波紋をなげかける結果になりました。たくさんの方々から、お便りをいただいたり、また長崎絵本セミナリヨでは、署名運動にまで発展していきました。集まった署名に手紙を添えてをマガジンハウスの社長宛に送りました。後日、担当の編集者から返事が来ました。そのやりとりを、ぜひみなさんに読んで一緒に考えてほしいと思い、公開することにしました。今の出版界の現状を少しでも良くしていくための材料になることを願って。

●読者から出版社へ

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