New CD「ワカンナイド(WHATCANIDO)」評
◆……(前略)ギターとチェロによる前衛ロック作品で、ブルーグラス出身者らしくジョン・ハートフォード“Don't Leave Your Records in the Sun”の改作も含んでいる。彼の音楽感を中心としたニューズレター「シューヘー通信」と共に、音楽をする事の楽しみを積極的に生み出し、独自の世界に誘っている。(「MOON SHINER」11月号より)
◆私はバス・リコーダーとパーカッション、あるいはエレキチェロのソロ曲に惹かれた(ミュージックマガジン 2月号)
◆集平の歌は深層心理に潜む闇と光を、あらゆる言葉で表現していく。その感性は、誰も真似ができない程スリリングだ。「ワカンナイド」は、歌の表現と同じくらいサウンドも凝った作りで、玄人筋をうならせている。ファーストアルバムから詩集と共に聴けば、もっと不思議な世界の虜になるだろう。(TOWNはりま 2月号)
◇「WHATCANIDO」をCDラジカセのおやすみタイマーにセットしたら眠気が吹き飛んでしまったので、目覚ましにしたら、喚起力あるメッセージに頭の中が混線中。このサウンドの裏側に流れているものを受信するには、時間がかかりそうです。(東京 N.O.さん)
◆テープコラージュにバッハを絡ませたりもするが、アイデアのみの前衛とは一線を画する。神に視点を定めたアイラーが前衛という言葉で語りきれないのと同じく、シューヘーのサウンドは、彼等のまなざしに貫かれている。かつて集平は映画監督のジム・ジャームッシュと面会し意気投合したが、そんなつながりが納得できる世界だ。こんな到達を他の日本のロックの作品の中に見たことがない。聴くべし!(MUSHROOM 11月号)
◇ますます過激に 刺激的になっていて、とても興奮しました。うまく言えませんが、心を騒がす音、耳 に触る音の美しさが詰まっているアルバムだと思いました。(東京 G.N.さん)
◇今聴いていますが、スゴイ!
今まで二人が追求してきた音楽が全て入っていると思いました。CD(レコード)はライブと違って出会い方がプライベートで、別の楽しさがあるけど、ニクイ程それを分かって作ってると思いました。そういう意味で4枚目が一番ポップだし、サービスに溢れていると思うんだけど、どうだろうか? とんでもない物を作ったね。(兵庫県 K.H.さん)
◆曲順が最高なのか映画のようで、映像がうかんできます。自分がまるで主役のようで、7[日曜日の歌]ではとても幸せな気分になれる。昔飛んでいる夢をたくさん見ていた時の時間の流れのよう。アルバムを聴き終えた印象は、気持ちよく映画館をでて、通ったことのない夜道をニヤニヤしながら歩いているという感じでした。ドラムレスなのに、すごいグルーブ感があります。ホントたまげた。もう次のアルバムがコワイです。(郡山市 Y.W.さん)
◇……(前略)リコーダーはすてきでした。テレマンのフルートみたいでした。ジョナスの映画音楽のチェロも美しかったし、レールの平行線のうたもよかった。これからも二人で音楽の道をマイシンしてください。(後略)……。(目黒区 Yさん)