集平リモート・セミナリヨ レポート


第1回
『はせがわくんきらいや』を語る

2023年4月19日

1976年 すばる書房


リモート・セミナリヨ第1回「『はせがわくんきらいや』を語る」無事終了しました。参加者のみなさん、新しいスタートを共有してくださりありがとうございました!

まずは、集平さんが生まれ育った姫路のアクセントで『はせがわくんきらいや』を読むところから始まりました。ミニ自伝『こじこじ年代記』(トクサ文庫)1975年〜1976年の項から、武蔵野美術大学に入学し『はせがわくんきらいや』を描き、創作絵本新人賞受賞、大学中退までを抜粋朗読。集平さんと同級生クン・チャンとのエピソードや、中高生からそのころまでに影響を受けた絵や文字を画像を交えて紹介されました。

『はせがわくんきらいや』は過去と現在を行ったり来たりする複雑な構成を自然に見せるために絵本の高度なテクニックを使っている。そこになかなか気づいてもらえない。『はせがわくん…』にはまだ解読の余地があるようです。

昨年の姫路文学館「絵本作家・長谷川集平の仕事展」の準備をしながら気づいた「ぼく」と「はせがわくん」と集平さんの関係性など、これまであまり語られることのなかった精神的なお話が聞けました。「まだ5〜6時間は喋れます」と言う集平さんでしたが、あっという間の濃厚な1時間、講義部分はここで終了。

放課後タイムでの参加者のみなさんとおしゃべりでは、さらに濃厚なお話が展開していきました。

集平さんの68回目の誕生日でしたので、全員で「Happy Birthday to You」も歌いました。

あたふたしてしまった場面もありましたが、無事にスタートすることができて本当に嬉しい時間になりました。ありがとうございました。

リモート・セミナリヨは毎月第3週目の20時からを予定しています。 次回は、「リモート・セミナリヨ第2回『あのやまこえてやってきた』を語る」
5月17日(水)20時スタートです。お楽しみに!

(齋藤)


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