★印の作品は通信販売カタログページに詳しい内容などが載っています。 タイトルをクリックするとページが開きます。 ●絶版本には集平のコメントがついています。 ◎絶版・品切れが多いのが残念です。復刊リクエスト にぜひ投票してください。 |
●共作絵本 出版年 書名/共作者名/出版社/備考 表紙 1977 いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね
灰谷健次郎
啓林館絶版
ペーパーバック●いっちゃんが思いきって喋るまでの心の動きをコマ撮りのように描きたくて、モンタージュを工夫してカレンダー式のタテ開き絵本に。小さい1979年版はシリーズに合わせた普通の右開き。 1977 けんちゃんのおばけ
灰谷健次郎
旺文社絶版
●『いっちゃんはね…』に続く2冊目の灰谷絵本。絵を小さく描いて拡大、スミ+特色指定。「ぼくが最近やっとわかったことを集平さんはその歳で知ってる。怖いわ」と灰谷さん。「集平さんとぼくは同級生や!」。 1979
いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね
灰谷健次郎
理論社絶版
1981
おばけのドジドジ
安藤美紀夫
草土文化絶版
●読者をゲラゲラ笑わせたあとに「アンコール!」の一声を聞きたくてドタバタ喜劇の手法を取り入れた。ユーモアをテーマにしてきたぼくがネクラだと嘲笑された1980年代、自己中心主義が蔓延していって今に至る。 1981 だれもしらない
灰谷健次郎
あかね書房1981 とっちゃんこぞう
舟崎克彦
ポプラ社絶版
●下町の不機嫌な兄弟と父親。物語に触発されてぼくはピカソのキュビズムを絵に持ち込んだ。それが舟崎さんの気に入らなかった。吉祥寺の舟崎さんちで大議論した。そのフリクションがこの絵本の力になったと思う。 1981 ぼく、おにっ子でいくんだ
高田桂子
文研出版絶版
●この年、ぼくは自作と共作の絵本を7冊出している。どの作品にも思い入れがある。この絵本で鬼っ子という言葉を知って、生まれた時からの居心地の悪さを理解できた子もいるだろう。実はぼくもその一人だ。 1982 メアリー
舟崎靖子
文研出版絶版
●夫・克彦さんの『とっちゃんこぞう』のあとに妻・靖子さんと組む。メアリーという名の飼い犬の秘密を母に言わない娘と、娘に言わない母。女性的でデリケートな心理描写に応えようとして描いた絵は日本的なものになった。 1983 はなす
竹内敏晴
日本ブリタニカ絶版
1996年リメイク1987 ★かいじゅうのうろこ
村上康成/絵
BL出版絶版
●『かいじゅうのうろこ』『おんぼろヨット』『プレゼント』3部作だから3冊とも出しといてよ。迷走したぼくの80年代を締めくくる作品。この年のクリスマスにカトリック教会で受洗した。コーセー(康成)との五島取材旅行がなつかしい。 1987 ★おんぼろヨット
村上康成/絵
BL出版絶版
1987 ★プレゼント
村上康成/絵
BL出版ボローニャ国際児童図書展 グラフィック賞
絶版1996 たんぽぽのこと
竹内敏晴
温羅書房『はなす』改訂版
絶版2015 ★はなす
竹内敏晴
復刊ドットコム復刊
●翻訳絵本 出版年 書名/共作者名/出版社/備考 表紙 1982 とてもかわったひげのねこ
ビル・シャルメッツ
福武書店絶版
●初めて翻訳した絵本だが絶版になって、気がついたら『くるくるかわるねこのひげ』という別の翻訳版が出ててがっかり。亡くなった編集者・米田佳代子と組んだ唯一の、そして最良の仕事だったのに。 1990 こまった鳥の木
スーザン・メドー
あすなろ書房絶版
●2冊目の翻訳絵本。原題は「Tree of Birds」鳥がいっぱいの木。「集」という字は木の上に鳥がいっぱいとまってる形から来てるからオレが訳して正解。「鳥は馬鹿ではなかった」名訳だよね。ラストのオチがいい。
目次
・絵本 ・共作絵本 ・翻訳絵本 ・小説 ・評論 ・挿絵 ・音楽作品 ・CD-ROM