(詞:長谷川集平)
チェックアウト
あしたの朝出てくよ
この街をチェックアウトして
ショーウインドウにしがみついてた男の子が
むりやりひきはがされてくみたいだね
あしたの今ごろは次のライブハウスで
ロックンロールしてるさ こんなふうに
ぼくもいつかこんな街に
だれかと静かに暮らせたらいいな
ショーウインドウにしがみついたまま眠っちゃっても
だれにも何にも言われないのさ
きょうもらうお金はあしたの交通費
あしたもらうお金はあさっての交通費
海の底でクジラが哭いただろ
君にも聞こえたかい
ほら君のくるぶしまで海がおしよせてきた
ほら君のひざまで海がおしよせてきた
君の腰まで海がおしよせてきた
君の胸まで海がおしよせてきた
君の口まで
君の目まで
君の中まで
姫路 (詞:長谷川集平)
借金かかえたパチンコ屋がチンドン屋をやとった
そのころ床屋で二十二三のやくざがだれかに刺された
生き残った紙芝居屋の拍子木の音が
カチカチカチカチ鳴り響く 本当は負けたくせに
ひ め じ 姫路
派手なネオンサイン光らせ ストリップの宣伝カー
「また来てね」と女が言う 「もう来るもんか」と男が言う
タコヤキ ホルモン 中華そば 関東煮もあるよ
喫茶店じゃ文化が花さき スポーツ新聞囲んでる
ひ め じ 姫路
あいつに赤ん坊生まれたって 写真入りの葉書が来た
よせばいいのに自分と同じ名前をつけたらしい
陽気に行こう 金はないけど 夢も希望もないけど
合言葉を教えてやろう カチカチカチカチ……!
ひ め じ 姫路
借金かかえたパチンコ屋がチンドン屋をやとった
そのころ床屋で二十二三のやくざがだれかに刺された
生き残った紙芝居屋の拍子木の音が
カチカチカチカチ鳴り響く 本当は負けたくせに
ひ め じ 姫路
ひ め じ 姫路
やさしい女 (詞:長谷川集平)
あの娘はとってもやさしい やさしい女さ
あの娘はとってもやさしい やさしい女さ
ほかのどんな女もしてくれないことをしてくれる
でもオレが「愛してる」って言っても あの娘は笑ってるだけなんだ
そうさオレが「愛してる」って言っても あの娘は笑ってるだけなんだ
でもでもでも そんなあの娘なしじゃ
とても生きてけそうにないオレさ
あんなにいい娘だきっと 男かなんかいて
こんな雨の日にゃきっと いちゃついてたりなんかして
oh Babe そんな夢ばかり
睡眠不足の毎日さ
あの娘はとってもやさしい 悪魔かもしれないぜ
あの娘はとってもやさしい 悪魔かもしれないぜ
ほかのどんな女もしてくれないことをしてくれる
刺青ディドリー (詞:長谷川集平)
刺青を入れてくれ 痛くてもいいから入れてくれ
刺青を入れてくれ クールなイラスト キメてくれ
胸にあの娘の名前を入れてくれ ぜったい死ぬまで消えないの
胸にあの娘の名前を入れてくれ 死んだあとにも消えないの
今の俺のヒリヒリしてる心を 記録しておく必要があるんだ
始発前の地下鉄の壁に 真っ赤なスプレーでらくがきするのさ
I LOVE YOU
刺青を入れてくれ 痛くてもいいから入れてくれ
刺青を入れてくれ クールなイラスト キメてくれ
腕に悪魔の印を入れてくれ ぜったい死ぬまで消えないの
腕に悪魔の印を入れてくれ 死んだあとにも消えないの
今の俺のヒリヒリしてる心を 記録しておく必要があるんだ
始発前の地下鉄の壁に 真っ赤なスプレーでらくがきするのさ
I LOVE YOU
刺青を入れてくれ 痛くてもいいから入れてくれ
刺青を入れてくれ クールなイラスト キメてくれ
背中に十字架入れてくれ ぜったい死ぬまで消えないの
背中に十字架入れてくれ 死んだあとにも消えないの
今の俺のヒリヒリしてる心を 記録しておく必要があるんだ
始発前の地下鉄の壁に 真っ赤なスプレーでらくがきするのさ
I LOVE YOU
Hなブギ (詞:長谷川集平)
パパとママはおめかしおでかけ 彼女はお留守番
ティーンエイジャーが集まって ロックンロールパーティーだ
陽気に行こうぜブギウギ ブギウギ All the night
※ABCDEFG Hなブギウギ ヘイヘイ
ABCDEFG Hなブギウギ ホーホー
ABCDEFG Iも知らずに ブギウギ
最初は楽しいブガブガブガルー お次はツイスト&シャウト
慣れないカクテルまわるころ きらめくミラーボール
陽気に行こうぜブギウギ ブギウギ All the night
※(くりかえし)
脱ぎ捨てられた水玉スカート オイラのブルースエードシューズ
いつしか彼女の胸の中 やばいぜ朝刊太郎
陽気に行こうぜブギウギ ブギウギ All the night
※(くりかえし)×2
IMARI (詞:長谷川集平)
あなたは逢うたびに綺麗になっていく
それはぼくが愛してるからさ
あなたは口づけるたびに透き通っていく
それはぼくが愛してるからさ
……ぼくが愛してるからさ
うとうと うたた寝してた
怖い夢を見てた
あなたを床に落として
こなごなに壊してしまう
あなたを抱くたびにわからなくなっていく
それはぼくが愛してるからさ
あなたが嗤うたびに世界が華やいでいく
それはぼくが愛してるからさ
……ぼくが愛してるからさ
パゾリーニ・サドリーニ・マゾリーニ (詞:長谷川集平)
人間らしい人間になりなさいってサンデー先生言うけど
人間らしい人間は昔から人殺し
子どもたちの泣き叫ぶ声は戦場のアクセサリー
汚した女の数は男の輝くジュエリー
パゾリーニ サドリーニ マゾリーニ
アベルを殺したカインはアベルの兄弟
ライオスをころしたオイディプスはライオスの息子
子どもを殺したメディアは子どもの母親
ナルシスを殺したナルシスはナルシス自身
パゾリーニ サドリーニ マゾリーニ
ここは豚小屋だ ぼくらは子豚だ
君は白豚だ ぼくは黒豚だ
パゾリーニ サドリーニ マゾリーニ
見ろよ 悪魔払いだ 子豚が生贄にされるぜ
だれもがその肉にその血に手をのばす
日曜ごとにぼくらはチャペルに集い
肉を食べる 血を飲む キリストの身体
パゾリーニ サドリーニ マゾリーニ
ここは豚小屋だ ぼくらは子豚だ
君は白豚だ ぼくは黒豚だ
パゾリーニ サドリーニ マゾリーニ
※サンデー先生……「ひょっこりひょうたん島」に出てくる勉強熱心な美人教師
ロックンロール・マジック (詞:長谷川集平)
君に招待状が届いたね だからここに来たんだろ
あれはこうもりたちが届けてくれた 切手は貼ってなかったろ
これから始まることは だれにも話しちゃいけない
恋人にも兄弟にも 借りのある友人にも
これはただの歌かもしれない 音楽かもしれないけど
身体の中でなにかが跳ねたらロックンロールのマジックさ
君は特別なゲストなんだ 黙って座ってちゃだめだ
みんなが挨拶したがってる あっちでダンスも始まってる
君が嘘つきだってこと 知ってる何でも知ってる
ほら見ろよ 窓の外 闇夜に嘘が溶けてく
これはただの歌かもしれない 音楽かもしれないけど
身体の中でなにかが跳ねたらロックンロールのマジックさ
トランシルバニアの山奥から 東南アジアのマーケットまで
モラビアデンセンの森の中から 新幹線の禁煙車まで
いいかい まだまだ帰るんじゃないぜ かぼちゃの車は待たせておけよ
このチャンスを逃すと一生棒にふるだろう
君が嘘つきだってこと 知ってる何でも知ってる
ほら見ろよ 窓の外 闇夜に嘘が溶けてく
これはただの歌かもしれない 音楽かもしれないけど
身体の中でなにかが跳ねたらロックンロールのマジックさ
トランシルバニアの山奥から 東南アジアのマーケットまで
モラビアデンセンの森の中から 新幹線の禁煙車まで
最後の日曜日 (詞:長谷川集平)
これが最後の日曜日 君をさらって遠くに行こう
次の金曜日 地球は宇宙に飛び散るだろう
ロマンチックな夜を過ごそう
人気(ひとけ)のないどこかで地獄に落ちよう
これが最後の日曜日 カテドラルの中は偽善者でいっぱい
あしたは月曜日 でも仕事は休んでいいのさ
ロマンチックな夜を過ごそう
人気(ひとけ)のないどこかで地獄に落ちよう
これが最後の日曜日 こんなに早く来ちゃうなんて
口笛……日曜日 通りすがりに殴られても怒る気もしない
ロマンチックな夜を過ごそう
人気(ひとけ)のないどこかで地獄に落ちよう
これが最後の日曜日 君をさらって遠くに行こう
次の金曜日 地球は宇宙に飛び散るだろう
ロマンチックな夜を過ごそう
人気(ひとけ)のないどこかで地獄に落ちよう
ここにいると気分がいい (詞:長谷川集平)
ここにいると気分がいい 風がこんなに透き通ってるし
名前も知らない鳥が鳴いてる 名前も知らない花が揺れてる
ここにいると気分がいい 初めてなのになつかしい
名前も知らない雲を眺め 名前も知らない星を数える
※荷物をおろしていいかい 長い旅だった
死んだように眠らせてよ これからもっと生きるために
ここにいると気分がいい だれかに見守られてる
名前も知らない君と出会い 名前も知らないまま別れる
※(くりかえし)